2006年9月10日
レポーター


「バーンタンへ。お揃いのシャツで出発」


「自己紹介し合う。なぜかお互い恥ずかしそう…」


「染め見学」

「糸を干している様子、ナーさんと話し合う」

「織り見学」

 

 やっさん
題名
■ 布の村・バーンタン訪問
内容

9月6日、作務衣の縫製をしているホーリン村の女性達8名と、布の村、バーンタンへ行った。バーンタンの布は、私達アクセス21が作務衣プロジェクトをはじめた当初から使っている。もう五年間もの付き合いになるのだ。そして同じく、今回一緒に訪問した8名も「作務衣」という一つの衣を通じて、こことの付き合いは、同じく五年になる。
「お互いの顔が見えると、相手のことを思うようになる。相手に最善を尽くそうとするようになる。これが、いいモノ作りの秘訣」 前回6月の訪問で一番学んだことである。
今までは、両者とも、アクセスを通じての接点しかなく、お互い顔が見えていなかった。しかし、そんな両者を会わせたい。場所は違うが、同じ「作務衣」作りをしている、一緒に仕事をしている、ということを感じてほしい。そんな気持ちから、今回の訪問を計画した。

  
10時ごろホーリン村を出発。バーンタンに行くまでの車中では、お菓子やもち米をつまみながら、ちょっとした小旅行気分で向かった。どこにも寄り道せず来たため、少し早めの昼食になった。ここに来たらお決まり(?)のクイッティオ屋さんへ行き、美味しいクイッティオを堪能した。
昼食後、バーンタンの染め子さん、織り子さんたちと対面。まずは、お互いの自己紹介ということで、リーダーのソムヤーさんから自己紹介も兼ね、プラサンヂャイグループのお話をしてもらった。それに続き、一人ひとり、名前と仕事内容を簡単に話していった。そして、バーンタン側へ。こちらもやはり、リーダーから始まり、それぞれの自己紹介をしてもらった。

 
私自身も、同じ作務衣作りをしている一人として、改めて自己紹介をさせてもらった。 その後、染め子さん、織り子さんに、作務衣を初披露。自分達の作った布が、このように縫製され、日本で売られていることをお話した。それから、試着もしてもらい、自分達の布の着心地を感じてもらった。そして、少し休憩をはさみ、お菓子を食べながら、写真鑑賞会をした。写真とは、今年2月に訪問した、タイ東北地方(イサーン)の染め、織りの様子。3月から8月までの販売の様子。それから神宮寺の様子もスライドショーで紹介した。
イサーンの布に関しては、ホーリン村の女性たちは行ったことがあり、もうすでに知っていたのだが、バーンタンの染め、織り子さんたちにも、同じ布作りをする者として、見てもらいたかったのだ。また神宮寺、販売の様子に関しては、自分たちの作った作務衣が、どのように販売されているのか、またアクセスは、どんな活動をしているのかを、一緒に作務衣を作っている者として、知ってほしかったのである。イサーンの布の写真のところでは、「きれい」と。日本での販売、神宮寺の写真のところでは、皆「行きたい」と、口をそろえて言っていた。そして、写真鑑賞会最後は、前現地スタッフであった京子さんからの動画のメッセージで〆となった。その後見学する織り子さんの家までは、バンでの移動となるため、一旦ここでバーンタンの人たちとはお別れとなった。

 一日どのくらい織れるの?といった質問をしながら織りを見学した。そして最後、また会いましょうと、お互いに再会を約束し、バーンタンを後にした。
帰り、イットさんの「おなかが空いた」の一言で、ホットの市場へ寄ることになった。確かに、せっかく来たのに、朝から何一つ観光らしいこともしていなかったことに気付いた。市場でしっかり買い物をし、途中道端で果物を買い、ホーリン村に戻った。

アクセス21の作務衣は特別な衣だと私は思っている。普通、私達が来ている「服」は生産者が見えない。生産会社や、どこの国で作られたものかまではわかるが、どこの国の綿を使い、何で染め、どんな人が布を織り、縫製をしているのか、そこまでわかる服はないからだ。それに、一人で一反の布を仕上げ、一人で一着を縫製するという、どこまでも人の「心」が入った逸品だからである。
ほんの数時間の交流ではあったが、女性達からは、「お互いに知ることができてよかった。」「会えてよかった。」という感想をもらった。今回のことで、またさらにいい作務衣が出来ることを期待したい。



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